大人気TOEIC講師の神崎正哉先生が著者である『TOEIC L&R TEST 標準模試2』についてレビューしていきます。
いわゆる「やどかり模試」と呼ばれるシリーズのうちの1つ。『TOEIC L&R TEST 標準模試2』以外にもあと2冊出版されています。
『TOEIC L&R TEST 標準模試2』はやどかり模試シリーズの中で、最も低難易度の模試教材です。
ただ、やどかり模試シリーズはなぜかリスニングだけ難しく作られるらしく、『TOEIC L&R TEST 標準模試2』もリスニング問題の難易度は本番よりもやや高め。
リーディングは本番よりも低難易度、という少し使いづらい模試教材です。ただ、総合的な難易度で見れば、やどかり模試シリーズの中では最も本番に近い模試教材。
リスニングは350点以上、リーディングは250点以上の人が利用するといいでしょう。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- リスニングが得意で、リーディングが苦手な人
- 本番に近い難易度の1回分の模試を解きたい人
【オススメできない人】
- リスニングが苦手で、リーディングが得意な人
やどかり模試シリーズの第3弾として発売された『TOEIC L&R TEST 標準模試2』。
第1弾・第2弾と比べると、リスニングとリーディングの難易度差は縮まっています。
1回分の模試教材は、本番と難易度がかなり離れている教材が多い中、この教材は総合的に見れば本番と近い難易度に仕上がっています。
ただリスニングはやはり難しめなので、リスニングが得意でリーディングが苦手という人にピッタリな教材です。
この記事では実際に『TOEIC L&R TEST 標準模試2』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。
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TOEIC L&R TEST 標準模試2のレビュー評価情報まとめ
教材名 | TOEIC L&R TEST 標準模試2 |
著者名 | 神崎正哉・Daniel Warriner |
出版日 | 2017/03/17 |
オススメ度 | |
教材タイプ | 模試教材 |
所要時間 | 5時間程度 |
レベル | 対象レベル:TOEIC500点~ 到達可能:TOEIC800点 |
効果 | 問題形式に慣れる |
メリット | ①コスパがかなり高い ②すべての問題に解説動画がついている |
デメリット | ①リスニングとリーディングの難易度差がある |
始める前にやるべき教材 | ①世界一わかりやすいTOEICの授業シリーズ |
終わった後にやるべき教材 | ①TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1 |
神崎正哉先生が代表取締役を務めるやどかり出版から発売されている、「やどかり模試シリーズ」の第3弾です。
出版されている「やどかり模試シリーズ」の難易度としては以下の通り。
超高難易度:TOEIC TEST 新形式模試 はじめての挑戦
高難易度:TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1
平均的難易度:TOEIC L&R TEST 標準模試2
第1弾から徐々に難易度が低くなっていく、珍しいタイプのシリーズですね。
前作同様にコスパの高さと、全問題解説動画見放題のメリットは健在です。しかし、リスニングとリーディングの難易度差も健在。
ただ、『TOEIC L&R TEST 標準模試2』は、第1弾・第2弾ほどはリスニングは難しくありません。TOEICでも出るな、という難易度の問題が多いです。
リスニングが得意で、リーディングが苦手という人にはぴったりの教材ですね。
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TOEIC L&R TEST 標準模試2のメリット
実際に『TOEIC L&R TEST 標準模試2』を利用していて感じたオススメポイントについて紹介していきます。
具体的には以下の2つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- コスパがかなり高い
- すべての問題に解説動画がついている
良い点①:コスパがかなり高い
やどかり模試シリーズの最も大きな特徴は、コスパがかなり高いということですね。
1回分の模試教材は他にも出版されていますが、『TOEIC L&R TEST 標準模試2』のサイズ感で1000円以下はかなり珍しい。
コスパで選ぶならこの教材はありです。
良い点②:すべての問題に解説動画がついている
この教材はかなり解説は控えめになっていますが、YouTubeですべての問題の解説動画がアップされています。
Amazonで解説が少なすぎる、と文句が来たので足したらしいですが、結構便利。
分からない部分を残しません。解説を見てもピンとこない場合は、YouTube解説動画を参考にしてみてください。
(参考:『標準模試2』解説動画-YouTube)
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TOEIC L&R TEST 標準模試2のデメリット
逆にこの教材を利用していて感じた、残念なポイントについて解説していきます。
具体的には以下の点です。詳しく解説していきます。
- リスニングとリーディングの難易度の差がある
悪い点①:リスニングとリーディングの難易度の差がある
やどかり模試シリーズの特徴として、リスニングパートが難しく、リーディングパートが簡単である傾向にあります。
その例にもれず、『TOEIC L&R TEST 標準模試2』もリスニングとリーディングの難易度差は大きめ。
第1弾・第2弾はPart3&4が無茶苦茶難しかったですが、今回はそれは多少改善されています。ただ、Part2がかなり難しい。
第4弾はリスニングとリーディングの難易度差を0にしてほしいものですね。
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TOEIC L&R TEST 標準模試2の口コミ・評判
私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。
そこで『TOEIC L&R TEST 標準模試2』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。
TOEIC標準模試2のpart7の品詞色分け・和訳
終わります!!
今回は54問中49問合ってました。(正答率90.7%)
一気に解いてるわけじゃないから、なんとも言えないけど
前よりは成長した気がします。
次は公式問題集4のSet2の品詞色分け、和訳!!
頑張ります。 pic.twitter.com/h5wJGOQHMQ— Eiki (@studynoji) April 30, 2020
Part7は特に簡単に作成されています。他の模試と比べてもPart7はダントツで難易度が低めです。
かなり簡単だな〜と思いながら解いてたら、part5 の表面的に理解している部分で大分ダメージを受けた
ありがたい🙇#TOEIC 標準模試2 pic.twitter.com/0t9IHuq8wY— k.k (@rko0502) December 13, 2019
Part5の難易度は若干高めですが、本番と同程度と言えるでしょう。
TOEIC標準模試2を解いた
素点はL72 R93
換算得点は815〜920
結構いい感じの数字が出てるけどRは細切れの時間でやったから本番とは条件が違うし、part4は爆死するし、課題も多いと思う
まあとはいえRはだいぶ仕上がってきたしLも少しずつ伸びてきたから素直に嬉しい pic.twitter.com/xzdOGEwi0J— あ (@vegetable318) January 4, 2018
模試を解くときに考えていること。
「模試ごときがおれの貴重な時間を取るんじゃねえ」
こう考えるようになったら、リーディングの回答時間が短くなってきました。
本日は『やどかり模試 2』でした。
出来は
L: 94
R: 98
という……なんだこれ。偉そうなことは言えねえ。ごめんなさい。 pic.twitter.com/WSepxE8Kj6
— ぽるぽる🇵🇹@英語学習コンシェルジュ (@porpor35) September 1, 2018
やはりリスニングが低めに出るようですね。ちなみにぽるぽるさんは『戦略特急』の著者として有名です。
今日のTOEIC勉
・やどかり標準模試2
・PART5誤答ノート
やどかり2、Lはかなり最近の本番に近いのではと思いました。Rは少し簡単すぎるかな。
来週からピンク虎本やります pic.twitter.com/dw9GqSV5Ar— あかたけ_OiOiOi! (@akatake_OiOiOi) June 4, 2017
リスニングは本番の難易度に近いという意見も見られました。個人的には本番よりもやや難しく感じました。リーディングが簡単なのは同意です。
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TOEIC L&R TEST 標準模試2はこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人に最もオススメです。
【オススメできる人】
- リスニングが得意で、リーディングが苦手な人
- 本番に近い難易度の1回分の模試を解きたい人
【オススメできない人】
- リスニングが苦手で、リーディングが得意な人
理想はリスニングが得意で、リーディングが苦手な人。少なくともリスニングが苦手という人は利用してはいけない教材です。
TOEIC500点くらいは欲しいところ。まだTOEIC500点未満という人は別の教材を利用しましょう。
紙教材で全て揃えたいという人には、『世界一わかりやすいTOEICの授業シリーズ』の3冊がオススメ。解説が詳しいので、疑問を残しません。
1つの教材で全パート対策したのであれば、『スタディサプリTOEIC対策講座』がオススメ。超大手企業であるリクルートが全力で作成した教材です。
特にスタディサプリは今なら7日間無料体験が利用できます。とりあえず試してみるという感じでも、リスク0なのもおすすめポイント。
【全て紙教材で1つずつ揃えたい人】
- 【徹底レビュー】世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 1‐4 リスニング]
- 【徹底レビュー】世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part 5&6 文法]
- 【徹底レビュー】世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part 7 読解]
【1つの教材で全パート対策したい人】
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TOEIC L&R TEST 標準模試2を始める前にやるべき教材
先ほどからも何度か紹介していますが、『TOEIC L&R TEST 標準模試2』を利用する前にやるべき教材について紹介していきます。
具体的には以下の2つ。TOEIC500点未満の人はどちらか利用してください。それぞれ詳しく解説していきます。
①世界一わかりやすいTOEICの授業シリーズ
全て紙教材で揃えたい人には、『世界一わかりやすいTOEICの授業シリーズ』がオススメです。
とにかく解説が詳しい教材を作成することで有名な、関正生先生が著者である教材。
文構造が示されていたり、核心をついた解説で暗記量を激減したり。
とにかく初心者用のトレーニング教材はこれ!と自信をもってオススメできる教材です。
Part1~4とPart5&6とPart7の3冊出版されていますが、全て購入しておきましょう。
②スタディサプリTOEIC対策講座
全パートの学習を1つの教材で行いたい、という人にオススメの教材は『スタディサプリTOEIC対策講座』です。
大手企業のリクルートが本気で作成したTOEIC教材。
スタディサプリ大学受験講座で培ったノウハウがありますし、教材作成に使える資金力が段違いなので圧倒的に質の高い教材。
実際私もTOEIC550点から900点突破までは『スタディサプリTOEIC対策講座』を利用しました。
CMでもよく流れているので、知っている人も多いのではないでしょうか。利用者数も数百万人規模。
『世界一わかりやすいTOEICシリーズ』の著者で有名な関先生の動画講義がかなりわかりやすい。正直TOEICの点数を上げるという面だけでいえば、チート級です。
スタディサプリでTOEIC対策やってるけど人の言いなりになって用意された教材をこなす勉強の難易度が大学院を経由して下がってしまってタダのチート行為にしか感じない。やれば出来るようになる事ってほんと楽。
— Hiroshi Yamato / dropcontrol (@yamato) November 24, 2019
- TOEIC300点台の初級レベルの初心者にオススメの「基礎講座」
- 基礎文法を知った中級・上級レベルの初心者にオススメの「パーフェクト講義」
- 難易度の高い問題を解きたい上級レベルの初心者にオススメの「実戦問題集NEXT」
月額料金が参考書1冊分で全て利用できます。とにかく短期集中で一気に点数を上げたい人にオススメの教材です。
特に中級者が上級者になるためのトレーニング用教材として、『パーフェクト講義』がかなりオススメ。
さらに演習用教材として、4000問収録されている『実戦問題集』も使い放題です。
トレーニング用と演習用の教材が一体化した便利な教材です。
TOEIC L&R TEST 標準模試2が終わった後にやるべき教材
逆に『TOEIC L&R TEST 標準模試2』を利用した後、何を使えばいいのか?について解説していきます。
具体的には以下の教材。詳しく解説していきます。
①TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1
『TOEIC L&R TEST 標準模試2』と同じやどかりシリーズの第2弾。リスニングが400点以上、リーディングが300点以上の人にオススメです。
特徴は『TOEIC L&R TEST 標準模試2』と同じで、コスパの高さ・全問題動画解説。
『TOEIC L&R TEST 標準模試2』を気に入ったのであればぜひ利用するといいでしょう。
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まとめ
結論をもう一度まとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- リスニングが得意で、リーディングが苦手な人
- 本番に近い難易度の1回分の模試を解きたい人
【オススメできない人】
- リスニングが苦手で、リーディングが得意な人
やどかり模試シリーズの第3弾として発売された『TOEIC L&R TEST 標準模試2』。
第1弾・第2弾と比べると、リスニングとリーディングの難易度差は縮まっています。
1回分の模試教材は、本番と難易度がかなり離れている教材が多い中、この教材は総合的に見れば本番と近い難易度に仕上がっています。
ただリスニングはやはり難しめなので、リスニングが得意でリーディングが苦手という人にピッタリな教材です。
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【もう迷わない!】TOEICのおすすめ模試問題集10冊を難易度別にランキング形式で徹底解説
- 結局どの教材を使えばいいのかわからない
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