TOEIC上級者にはかなり有名な教材である『TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試』。
ライオンの表紙が特徴的なので『ライオン模試』とも呼ばれています。(以後ライオン模試と表記します。)
Part7だけの高レベル模試ってかなり珍しいですよね。ただ、高得点を目指す人からするとかなりありがたい教材。
レビューの結論から言うとかなりいい教材!しかし、意外と難易度は高くはなく、Part7の正答率が8割台の人が使う教材だと思いました。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- Part7が現在正答率8割台で、9割越えの正答率を目指している人
【オススメできない人】
- Part7の正答率が9割台で、全問正解を目指している人
この『ライオン模試』かなり質の高い問題ばかり載っている教材です。
奇問はなく、TOEICの典型問題を1段階難易度上げて収録しているというイメージ。
しかし、典型的な問題ばかりなので、9割越えを目指す分には良いですが、満点を目指すには少し物足りないように感じます。
満点を目指す人は幅広く学習する必要があるので、以下の教材がオススメ!
この記事では実際に『ライオン模試』を利用した私が、この教材について詳しくレビューしていきます。
【Part7】TOEICのオススメ長文読解の参考書・問題集をランキング形式で徹底解説
ライオン模試のレビュー評価情報まとめ
教材名 | TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試 |
著者名 | Media Beacon |
出版日 | 2020年02月04日 |
オススメ度 | |
教材タイプ | Part7演習教材 |
所要時間 | 30時間程度 |
レベル | 【対象レベル】Part7の正答率が8割台 【到達可能レベル】Part7の正答率9割台 |
効果 | Part7の正答率アップ |
メリット | ①問題の質がかなり高い ②60日分のカリキュラムに分けて何を勉強すればいいのかがわかる |
デメリット | ①解説が少なめ(基礎知識は必要) ②教材名の割に難易度自体は無茶苦茶高いわけではない |
始める前にやるべき教材 | ・難易度高めのリーディング教材(精選模試など) |
終わった後にやるべき教材 | ・SANTA TOEIC |
英語教材を作成する会社であるMedia Beaconが本気で作ったTOEIC教材。
Media BeaconはTOEIC教材ではあまり名前の聞かない会社だったのですが、調べてみると公式問題集vol5の編集にかかわっていたり、130以上のTOEICの企画に携わっている会社だそう。
Part7のみの高難易度教材ということで、スタディサプリなどのアプリ教材では勉強しにくい長文問題をカバーするために使う人が多そうです。(実際私もそうでした。)
問題の質の高さは業界No.1の水準と謳っているだけあって、問題の質の高さは明らかに高かったです。
1冊を60日のカリキュラムに分かれていて、1日目にやること、2日目にやることがはっきりわかるのも勉強しやすくて好きでした。
カリキュラム通りに進めていけば同じ問題を5周解くことができます。
ただ、990点と書いてある割には無茶苦茶難易度が高いわけではなく、典型問題の域を出ない範囲の難易度でした。
なのでPart7で満点を取りたい人は、SANTA TOEICなどで奇問・悪問も含めて大量の演習が必要です。
かなり質の高い問題ではありますが、解説の量が少なめなので対象のレベルは基礎が固まっているTOEIC800点台でしょう。
ライオン模試のメリット
実際に『ライオン模試』を利用していて感じた、オススメポイントについて解説していきます。
先にすべて挙げてしまうと以下の2つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 問題の質が高いので何度もやりこむ価値のある教材。
- 60日分のカリキュラムに分けて何を勉強すればいいのかがわかる。
良い点①:問題の質が高いので何度もやりこむ価値のある教材。
この『ライオン模試』やればやるほど、問題の質が高いなぁと感心する教材です。
問題の質が高いとはなにか?人によって定義は異なりますが、僕の中の定義は以下の通りです。
良問の定義=1問解くだけで類似の問題がたくさん解けるようになる問題
選択肢はどこを読み間違えたら誤答するのかが分かるくらい練られています。知識問題はほとんどなく、文脈から推測できるものばかりです。
文章内で使われている表現も、よく見たらPart5で使われるような表現ばかり。
やればやるほどよく作られている教材だと感じました。レビューするためにも多くの教材を使いたい私が、つい5周してしまうほどの教材です。
良い点②:60日分のカリキュラムに分けて何を勉強すればいいのかがわかる。
TOEICに限らずすべての参考書・問題集で起こるのが、「どう使えばいいのかわからない問題」です。
著者が使い方をきちんと説明するべきだ!というのが私の意見なのですが、『ライオン模試』は、こんなにも細かく使い方を決めてくれるのか!とびっくりするほどの教材です。
1日目はこの問題をこういう風に解いて、こういう風に復習してください。というのが60日目まできっちりと記されています。
これにより、この教材を使った人は皆同程度の効果を得ることができ、間違った使い方をする心配がありません。
著者が作った教材なのだから、著者の言うとおりに使うのが一番だ!という私の価値観にかなりマッチしている教材だと思いました。
ライオン模試のデメリット
次に『ライオン模試』を解いていて感じた、デメリットについて詳しく解説していきます。
この教材のデメリットは2点!それぞれ詳しく解説していきます。
- 解説が少ないので、始める前に基礎的な知識は必要。
- タイトルを見て期待するほどは難易度が高くない。
悪い点①:解説が少ないので、始める前に基礎的な知識は必要。
この教材の解説はあまり多くはありません。上級者向けの教材なのでこれで十分だという判断なんだと思います。
実際に私が解いていても、解説が多くないもののTOEIC800点台の実力があれば十分理解できると感じました。
しかし、せっかく選択肢が練られているのだから、どの部分を読み間違えたらこの誤答を選ぶか、という部分まで解説してあるともっと面白いのになと感じました。
悪い点②:タイトルを見て期待するほどは難易度が高くない。
TOEIC990点獲得!と書いてあるタイトルの割には、難易度が無茶苦茶高いわけではないと感じました。
例えるならば、TOEIC本番よりも1段階ずつ難しくした感じ。簡単なものも混じってますし、最高難易度とは言えないかもしれません。
問題の質を維持しながら難易度を上げているので、最高難易度の問題を作ることはできないのかもしれません。
Part7満点は奇問・悪問も解かなければいけないので、この教材だけでは不十分だと感じました。
ライオン模試の口コミ・評判
私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。
そこで『ライオン模試』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。
🦁ライオン模試🦁
プログラム通り60日間かけるもよし、TEST毎に一気に解くのもよし。置かれた環境により色々な使い方ができますね。
私はTEST1を設定時間の54分で解きました。レベル的には標準的でしたが、普段57分はかけるので時間ギリギリでした。#メディアビーコン pic.twitter.com/aVD6mKszpx
— 🥁drummer🥁 (@drummer_english) January 31, 2020
この方も言っているように、レベル的にはあまり高くはないです。
今日の取組み(11/7)
・公式問題集4 L
・ライオン模試 Test4 (Day45-49)
・P5,6 文法問題
・黒のフレーズ#TOEIC10000問チャレンジ
(2nd round 10/31~)11/7
L: 52問
R: 70問
1247問/10000問ライオン模試ですが噛めば噛むほど味が出る感じ!
Test4の初見で1問1分のペースを何とか死守出来ました。 pic.twitter.com/v9RHItMkB0— Yoshi_TO900 (@YTo900) November 7, 2020
何度も解けば解くほど、よく考えられている問題ばかりだな、と感じます。噛めば噛むほど味が出る感じです。
ライオン模試🦁の何がいいって、リーディングの音声が付いてること
さらに、その音声に余分なものがない
例えばメールの件名とか日付とか
チャットの名前と時間とか
文章だけの音声いがいと重宝できる pic.twitter.com/Ik2D1Hk3jd— りょう🐕@英語勉強 (@ryo_englisher) August 16, 2020
確かにこれも意外とうれしいポイントですね!他の教材は読まなくていい部分も読まれてたりするので、地味にストレスになったりしますが、『ライオン模試』は学習者のことをよく考えて作られています。
テスト2 3ミス 良問揃いです。かなり急ぎで解いて54分かかりました。言い換え方や複数箇所参照が絶妙です。#ライオン模試
— wada🍐 (@wadatoeic) February 13, 2020
ライオン模試Test2終了。上から目線で恐縮ですが、良問が沢山ある印象です。とりあえずサラッと一周して、良いと思った問題を復習します。
— 走れリーマン (@person_run) March 5, 2020
ライオン模試一周終了
テスト1 54/54
テスト2 49/54
テスト3 54/54
テスト4 53/54
テスト2がダメでした。時間は厳密に測っていません。CNNEEはやっぱり面白い! pic.twitter.com/TigL3HJYxI— ジュンジュン (@1226923) March 3, 2020
この方はTOEIC980点の方だそうです。上級者だと満点取れるレベルの難易度ですね。
評判を実際に見ていると「難易度は無茶苦茶高いというわけではないが、問題の質は高い。」という点で僕がレビューした内容と一致していました。
TOEIC800点台の方に使ってほしい教材です!
ライオン模試はこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが『ライオン模試』は以下のような人にオススメです。
【オススメできる人】
- Part7が現在正答率8割台で、9割越えの正答率を目指している人
【オススメできない人】
- Part7の正答率が9割台で、全問正解を目指している人
確かに問題の質の高さは定評がありますが、難易度の面でPart7の正答率が9割以上の人にはオススメできません。
すでに9割達成していて、全問正解を目指したいのであれば、AIで自分に合ったレベルの問題を出してくれる『SANTA TOEIC』がオススメ。
ライオン模試を始める前にやるべき教材
次に『ライオン模試』を始める前にやるべき教材について解説していきます。
TOEIC800以上の点数をまだとれていないという人は、以下の教材で総合的なリーディング対策を行いましょう。
①精選模試リーディング
高難易度のリーディング対策教材として有名なのが、『精選模試リーディング』です。
TOEIC800点を超えるまではよっぽどのことがない限り、総合的にまんべんなく勉強していくのが得策です。
精選模試はTOEIC700点台の人が800点台・900点台を目指すためにオススメの教材。この教材を使って実力をつけてから出直しましょう。
②スタディサプリTOEIC対策講座
僕がレビューしてきた数ある教材の中で最もオススメの教材。それが『スタディサプリTOEIC対策講座』です。
大手企業のリクルートが本気で作成したTOEIC教材です。
スタディサプリ大学受験講座で培ったノウハウがありますし、教材作成に使える資金力が段違いなので圧倒的に質の高い教材。
実際私もTOEIC550点から900点突破までは『スタディサプリTOEIC対策講座』を利用しました。
CMでもよく流れているので、知っている人も多いのではないでしょうか。利用者数も数百万人規模。
『世界一わかりやすいTOEICシリーズ』の著者で有名な関先生の動画講義がかなりわかりやすい。正直TOEICの点数を上げるという面だけでいえば、チート級です。
スタディサプリでTOEIC対策やってるけど人の言いなりになって用意された教材をこなす勉強の難易度が大学院を経由して下がってしまってタダのチート行為にしか感じない。やれば出来るようになる事ってほんと楽。
— Hiroshi Yamato / dropcontrol (@yamato) November 24, 2019
- TOEIC300点台の初級レベルの初心者にオススメの「基礎講座」
- 基礎文法を知った中級・上級レベルの初心者にオススメの「パーフェクト講義」
- 難易度の高い問題を解きたい上級レベルの初心者にオススメの「実戦問題集NEXT」
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特に中級者が上級者になるためのトレーニング用教材として、『パーフェクト講義』がかなりオススメ。
さらに演習用教材として、4000問収録されている『実戦問題集』も使い放題です。
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ライオン模試が終わった後にやるべき教材
『ライオン模試』を完璧に終えたあなたは、おそらく正答率は9割を超え多くの問題に触れる段階に入っていると思います。
ただ、高難易度のみの問題を多数集めた教材は多くありません。そこで私がオススメしたいのが以下の教材!詳しく解説していきます。
①SANTA TOEIC
『ライオン模試』を使い終わったあなたは、問題の9割はすでに正答できる状態のはず。そんななか普通の教材を使っても効果は薄いでしょう。高難易度の問題をたくさん解くことが必要です。
そこでオススメするのは、アジアで100万人以上(日本では10万人)が利用する、大人気AI教材であるSANTA TOEICです。
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まとめ
もう一度結論をまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- Part7が現在正答率8割台で、9割越えの正答率を目指している人
【オススメできない人】
- Part7の正答率が9割台で、全問正解を目指している人
この『ライオン模試』かなり質の高い問題ばかり載っている教材です。奇問はなく、TOEICの典型問題を1段階難易度上げて収録しているというイメージ。
しかし、典型的な問題ばかりなので、9割越えを目指す分には良いですが、満点を目指すには少し物足りないように感じます。
満点を目指す人は奇問・悪問も幅広く学習する必要があるので、以下の教材がオススメ!
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