TEX加藤

【徹底レビュー】TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

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TOEICの単語帳教材で断トツの人気を誇っているのが、『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。通称『金フレ』。

1番売れているTOEICの単語帳ですが、個人的には英語部分を赤シートで隠す構成になっているのがあまり好きではありません

TOEICは読む・聞くのテストなので、英→日の訳のみを覚えることが出来ればいいはずですが、『金のフレーズ』は日→英の構成。

ちゃんと英語から日本語に訳す構成になっている『金のセンテンス』のほうが僕はオススメです。

ただ『金のフレーズ』は皆が使っているという点で安心感があります。そういった点で、『金のフレーズ』を使いたい!という人はアプリがオススメです。

結論からまとめると以下の通り。

【オススメできる人】

  • スピーキング・ライティングもできるようになりたい人
  • TOEIC400点以上の人
  • 皆が使っているという安心感が欲しい人

【オススメできない人】

  • TOEICL&Rの点数だけ上げたい人
  • TOEIC400点未満の人

『金のフレーズ』は正直微妙。

収録単語・派生語・サイズ感はかなりいいけど、日本語から英語に訳す構成が微妙

スピーキング・ライティングもできるようになりたい人であればオススメです。

しかし、たいていの人はTOEICL&Rの点数だけ上げたいという人ばかりでしょう。

L&Rだけ上げたい人は、英語から日本語に訳す練習ができる単語帳を使うべきです。

この記事では実際に『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。

金のフレーズのレビュー評価情報まとめ

教材名TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
著者名TEX加藤
出版日2017/01/06
オススメ度
教材タイプ単語帳
所要時間20時間程度
レベル対象レベル:TOEIC400点台~

到達可能:TOEIC900点台

効果頻出単語の暗記
メリット①みんな使っているという安心感がある

②コラムが面白い

③持ちやすいサイズ感

デメリット①日本語から英語に訳す構成になっている

②紙教材は音と一緒に覚えにくい

始める前にやるべき教材①銀のフレーズ
終わった後にやるべき教材①黒のフレーズ

『金のフレーズ』はTOEIC界の大御所であるTEX加藤先生が著者である教材。『金のフレーズ』のコラムからもTOEIC愛があふれているのがわかります。

収録されている単語の選択はかなりいいですが、そんなものは他の単語帳も同じです。収録されている単語なんて、パクればいいだけですから優位な点になりません。

実際他の後発の英単語帳とは、ほぼ単語はかぶっているようですね。

コラムが面白いのと、片手でも持ちやすいデザインは『金フレ』の優位性ではあります。

ただ、日本語から英語に訳す構成だけは絶対に微妙!

例えば、「restrict→制限する」と覚える必要はありますが、「制限する→restrict」と覚える必要はありませんよね。(少なくともリスニングとリーディングの試験では)

英語から日本語に訳す労力を1とすると、日本語から英語に訳す労力は4と言われています。つまり4倍の学習時間が必要なんです。

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アプリ教材はしっかりと英語から日本語になっているのでかなりおすすめです。

【TOEIC】金のフレーズアプリ2種類を比較【結論=アプリがオススメ】

ただみんな利用してて、点数も上がってるので安心感はありますよね。単語帳と言うのは1冊を完璧にやるべきものですから、安心感重視でこの教材を購入するのはありだと思います。

1冊を信じてやれば、結局どんな単語帳でも点数は上がります。安心感という点では『金のフレーズ』は1番でしょう。

金のフレーズのメリット

次に私が実際に『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』を利用してみて、どういった点がオススメポイントかをまとめてみます。

具体的には以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。

  1. みんな使っているという安心感がある
  2. コラムが面白い
  3. 持ちやすいサイズ感

良い点①:みんな使っているという安心感がある

『金フレ』の最も良い点は「みんなが使っているという安心感がある」という点。

僕は個人的には「金フレはあまり好きではない」と言いましたが、金フレを使っても絶対に点数は上がるんです。

単語帳というのは1冊を信じて使いこなすのが1番重要。

『金フレ』であれば使っている人も多いし、実際に金フレで点数が上がった!という体験談も少し探せば大量に出てきます。

つまり安心感はダントツでありますよね。1冊を信じてやりきることが出来るという意味では良い単語帳だと思います。

良い点②:コラムが面白い

金フレはコラムが結構面白いですね。ツイッターで定期的にバズっています。

こういう細やかな配慮は結構うれしいです。先を読み進めるのが楽しみになります。

良い点③:持ちやすいサイズ感

片手で学習しやすいサイズ感も『金フレ』のメリットです。

単語帳は電車内やちょっとした隙間時間で勉強するべきもの。机の前に座って単語を覚えるなんてことはしてはいけません。

そういう意味で、片手で持ちやすいデザインというのは強力なメリットになります。

大学受験の英単語帳は、システム英単語やターゲットなど人気のものは全部片手で持てるサイズになっています。

ただ意外とTOEICは少し大きめのサイズの英単語帳が多いんですよね。なんでだろう。

『金フレ』は片手で持ちやすいサイズなので、そのメリットが際立ちますね。

金のフレーズのデメリット

次に『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』の悪い点・改善してほしい点を紹介します。

先に挙げてしまうと以下の通り。詳しく解説していきます。

  1. 日本語から英語に訳す構成になっている
  2. 紙教材は音と一緒に覚えにくい

悪い点①:日本語から英語に訳す構成になっている

普通TOEICの英単語帳は英語から日本語に訳す練習をするのに、『金のフレーズ』ではなぜか日本語から英語に訳す練習になっています

もちろんライティング・スピーキングの試験では日→英の能力が必要でしょう。しかしTOEICL&Rはリスニング・リーディングの試験。英→日の能力で十分です。

実際『金フレ』のタイプの日→英を覚えるのには、英→日に比べて必要な労力が4倍という研究結果も出ているそうです。

確かに英語から日本語はできるけど、日本語から英語は難しいですもんね。

悪い点②:紙教材は音と一緒に覚えにくい

紙教材って、発音と一緒に覚えずらいですよね。もちろん音声を聞きながら勉強する手もありますが、めんどくさい。

大学受験勉強に慣れている人であれば、単語の意味さえ覚えておけばよかったのですが、TOEICの配点は50%がリスニング。

発音もしっかりと覚える必要がありますよね。

そういう意味でTOEICの単語帳は、紙教材ではなくアプリ教材を利用すべき。

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アプリ教材はしっかりと英語から日本語になっているのでかなりおすすめです。音も一緒に覚えることが可能。

【TOEIC】金のフレーズアプリ2種類を比較【結論=アプリがオススメ】

金のフレーズの口コミ・評判

私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。

そこで『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。

金フレ暗記したら成果出たよ!という声はたくさんあります。ここで上げたツイート以外にも数十ツイートくらいありました。

もちろん完璧に暗記したら絶対に効果はあります。安心感を求める人は金フレを利用してください。

100万部突破しているようです。凄い売れていますね。

やはり日→英になっている部分で不満がある人は多いですね。

どうしてリスニング・リーディングの試験で、日本語から英語に訳す必要があるのか。

フォロワーが1.5万人を超えている、英語学習者の中では有名な「けんや」さんも疑問を呈しています。

金のフレーズはこんな人にオススメ

冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人にオススメです。

【オススメできる人】

  • 皆が使っているという安心感が欲しい人
  • スピーキング・ライティングもできるようになりたい人
  • TOEIC400点以上の人

【オススメできない人】

  • TOEICL&Rの点数だけ上げたい人
  • TOEIC400点未満の人

正直金のフレーズは微妙です。でも売れ続けているのは確かです。

金のフレーズを完璧に覚えれば、確実にTOEICの点数は上がります。ただ、日→英は個人的には好きではありません。

皆が使ってるし安心感はあるので、安心感を重視したい人にはオススメです。

金のフレーズを始める前にやるべき単語帳

金のフレーズの単語が難しすぎた。とか、TOEIC400点未満だ。という人は、もう少し優しめの単語帳を使うべきでしょう。

中学レベルの単語からしっかりとやり直しできる単語帳が、同じシリーズでありますのでそちらを紹介していきます。

①TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

①TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

金のフレーズの基礎固め編として出版された『銀のフレーズ』。TOEIC600点目標の人にはかなりオススメの教材です。

基礎力英単語ばかりなので、中学レベルの英単語を忘れてしまっているというは利用すべき!

ただ、日→英の構成は変わっていません。それが微妙だと思わない人は利用するといいでしょう。

金のフレーズが終わった次にやるべき単語帳

金のフレーズを全て完璧にこなしてしまった。次は何をやればいいの?と次を探しているあなた。

おそらく1000語だと不十分なんじゃないか?という不安を抱えているはず。

ただ、TOEICというのは大学受験とは異なり、ビジネス・日常会話で出てくるようなシチュエーションのみしか出てきません。

なのでTOEIC900点までは金のフレーズでOK!ただ、それでも次を使いたい!という人は同じシリーズの以下の教材がオススメです。

  1. TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ

①TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ

2020年9月に発売された新しい単語帳です。タイトル通り上級者向けの単語帳。

しかし、この教材に載っているレベルの単語が設問の根拠になることはほとんどありません。

あっても1回の試験で1~2問程度。正直満点を狙っている人しかやる必要はないのでは?というレベルの単語帳。

あまり試験では出てこない単語を1000語覚えるのは、モチベーションの維持が難しい。

本当にTOEIC900点を超えた人のみ利用してください。

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まとめ

結論をもう一度まとめると以下の通り。

【オススメできる人】

  • どうしても皆が使っているものを使いたい人
  • スピーキング・ライティングもできるようになりたい人
  • TOEIC400点以上の人

【オススメできない人】

  • TOEICL&Rの点数だけ上げたい人
  • TOEIC400点未満の人

『金のフレーズ』は正直微妙。

収録単語・派生語・サイズ感はかなりいいけど、日本語から英語に訳す構成が微妙

スピーキング・ライティングもできるようになりたい人であればオススメです。

しかし、たいていの人はTOEICL&Rの点数だけ上げたいという人ばかりでしょう。

L&Rだけ上げたい人は、英語から日本語に訳す練習ができる単語帳を使うべきです。

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たまがきゆうや
TOEIC935点。5か月でTOEIC550点からTOEIC915点を達成。 TOEICの参考書を150冊以上利用する参考書オタク。その経験を基にTOEIC参考書レビューサイトを運営中です。 TOEIC学習者専用の低価格マンツーマンコーチングサービスを実施しております!まずは無料相談から!
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