『銀のフレーズ』『金のフレーズ』に続く単語帳として『黒のフレーズ』が出版されました。
これまでは『出る単特急シリーズ』だったのですが、『上級単語特急』となり著者もTEX加藤先生ではなく藤枝 暁生先生に変わりました。
タイトル通り超上級の単語帳で、Part5の不正解の選択肢になるような単語まで載っています。
TOEIC990点を目指す、単語を全て把握したい人にはかなりいい単語帳だと思いますが、TOEIC900点までなら『金のフレーズ』で達成可能。
単語に余裕をもってTOEIC900点を達成したい人にオススメ。
意外と『金のフレーズ』との被りも多いので、超難単語ばかりというよりは、TOEIC600点台以下に必要な単語をそぎ落としている感じ。
対象レベルとしては、TOEIC600点以上くらいでしょう。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 単語に余裕をもってTOEIC900点を達成したい人
- TOEIC990点を狙っている人
- TOEIC600点以上の人
【オススメできない人】
- TOEIC600点未満の人
『黒のフレーズ』はかなり余裕をもってTOEIC900点達成したい人向けの単語帳。
超難単語も含まれていますが、中級レベルの単語も含まれているので、TOEIC600点を超えている人であれば利用できます。
ただ、TOEIC900点であれば『金のフレーズ』のみで達成可能です。
『金のフレーズ』から移ろうと考えている人は、本当に見出し語までちゃんと覚えているかまで確認してからにしましょう。
この記事では実際に『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。
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黒のフレーズのレビュー評価情報まとめ
教材名 | TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ |
著者名 | 藤枝 暁生 |
出版日 | 2020/09/18 |
オススメ度 | |
教材タイプ | 単語帳 |
所要時間 | 20時間程度 |
レベル | 対象レベル:TOEIC600~ 到達可能レベル:TOEIC990点~ |
効果 | 語彙力の向上 |
メリット | ①超難単語を覚えることが出来る ②ページごとにレベルが一定なので1周しやすい ③持ち運びやすいサイズ感 |
デメリット | ①正答の根拠にならないような単語も混ざっている ②日→英に訳す構成 |
初心者向けの『銀のフレーズ』、オールマイティな『金のフレーズ』、そして上級者向けの『黒のフレーズ』が発売されました。
『黒のフレーズ』だけ著者が異なり、『上級単語特急』となっていますが、基本的には他の2つと同じシリーズだと思っていいでしょう。
タイトル通り、超難単語も含まれており、TOEICには出るけど不正解の選択肢で見たことがあるだけだなぁという単語も。
上級単語だけではなく、意外とTOEIC600点~800点レベルの中級単語も多く含まれており、金のフレーズとの被りも結構多め。
ただ「金のフレーズ」「銀のフレーズ」と大きく異なるのが、前から後ろに徐々に難しくなっていく構成ではないという点。
1ページに10語の見出し語があり、上3つはやや難・その下の3つは難・その下2つは超難・最後の2つが鬼難レベルとなっています。
この構成により、やや難レベル(TOEIC600~800レベル)だけを覚えたい人は、各ページの上3つの単語だけこなすという使い方が出来ます。
とりあえず最後までやりきることが出来るので、達成感を味わう回数が多くなりますね。
正直TOEIC900点自体は『金のフレーズ』で達成可能ですが、かなり余裕をもって達成したい!という方は『黒のフレーズ』を利用するといいでしょう。
黒のフレーズのメリット
次に私が実際に『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』を利用してみて、どういった点がオススメポイントかをまとめてみます。
具体的には以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 超難単語を覚えることが出来る
- ページごとにレベルが一定なので1周しやすい
- 持ち運びやすいサイズ感
良い点①:超難単語を覚えることが出来る
『黒のフレーズ』は現在発売されているTOEICの単語帳の中で最も難しい単語帳。(僕の知っている中で。)
ちなみに2番目に難しいのでは『キクタンSCORE990』でしょう。
正答の根拠になるようなものではなく、誤答の選択肢の中の単語としてしか出てこないものもあります。
正直これは必要か?と思うこともあるのですが、TOEICに出てくる単語は全て理解したいという人には良いかもしれません。
良い点②:ページごとにレベルが一定なので1周しやすい
『黒のフレーズ』は『金のフレーズ』のようにレベル順に並んではいません。
レベル順に並んでいないというと、デメリットの方に入れがちですがそうではありません。
全てのページが一定のレベルになっているんです。
1ページあたり10語の見出し語がありますが、その難易度の内訳は以下の通り。
- 上から1~3つ目:【Aランク】600点から800点レベルの「やや難」単語
- 上から4~6つ目:【Bランク】800点から900点レベルの「難」単語
- 上から7~8つ目:【Cランク】900点から950点レベルの「超難」単語
- 上から9~10つ目:【Sランク】950点から990点レベル「鬼難」単語
やや難の単語だけ覚えたいのであれば、各ページの上から3つを覚えていけばいいのです。
作者が「とりあえず1周して達成感を感じてほしい」という思いから、この構造にしたようです。
私はこの構造は結構好き。他の単語帳では見たことないですが、面白いですよね。
良い点③:持ち運びやすいサイズで隙間時間に学習可能
TOEICの単語帳ってなぜか大きめのサイズが多いんですよね。しかし『黒のフレーズ』は片手で持ちやすいサイズ感。
単語帳というのは、机の前に座ってじっくり勉強するというよりは、隙間時間にコツコツ学習するためのものです。
片手で持てるサイズなら、電車内で吊革につかまった状態でも学習できます。ちょっとした隙間時間にサッと取り出して学習もできます。
隙間時間を積み重ねると意外と学習時間増えるんですよね。
黒のフレーズのデメリット
次に『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』の悪い点・改善してほしい点を紹介します。
先に挙げてしまうと以下の通り。詳しく解説していきます。
- 正答の根拠にならないような単語も混ざっている
- 日本語から英語に訳す構成
悪い点①:正答の根拠にならないような単語も混ざっている
先ほども挙げましたが、かなり難単語が含まれています。
もちろんTOEICに出る単語なんだと思います。(僕自身見たことない単語は少しありましたが。)
しかし、正答の根拠になった覚えがない単語もたくさんあります。前後の文脈から把握できたり、不正解の選択肢の中に出ていたり。
本当に単語での失点を0にしたい人向けの単語帳だなという風に感じました。
悪い点②:日本語から英語に訳す構成
これは『金のフレーズ』『銀のフレーズ』にも共通するデメリットなんですが、「日本語から英語に訳す構成」はやはり使いづらい。
TOEICはリスニングとリーディングの試験なので、英語から日本語を把握できればいいというのはわかりますよね。
しかし『黒のフレーズ』では、英語を赤シートで隠して日本語から英語を予測するという構成になっています。
ライティング・スピーキングでは、日本語から英語にできないといけないでしょう。
しかし、リスニング・リーディングでは英語から日本語さえできればいいのでは?と思います。
黒のフレーズの口コミ・評判
私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。
そこで『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。
黒のフレーズに出てくる難語、本当にTOEIC受ける上で必要な単語なのかなと疑問に思いながらも覚えてるのだけど精選模試R3にはめっちゃ出てくる。つまり精選模試R3はかなり上級者向け😳
— あや🎀TOEICママ (@aya_abasu) December 29, 2020
黒のフレーズ6周回して大体覚えたけど、TOEICのスコアUPという点ではこれやらずに公式問題集解き始めた方が良かったかもしれない
— Anami Taichi (@dominant87) December 4, 2020
若干スコアアップの効率としては疑問の声も出ていますね。
今日の勉強成果。
いやーモチベ下がっててマンネリ化してるなぁ…公式7買って喝入れようかな😑
黒のフレーズむずいけど、覚えるとなんだか自信が湧いてくる笑
900狙いの人達のツイートを探して自分に喝を入れよう…。#スタサプ#TOEIC#めざせ900 pic.twitter.com/AbxmcXNG1m— ひーくん。 (@pi_chanlololo) December 17, 2020
確かにこれさえ覚えれば、単語は怖いものなしという自信は出るかもしれません。
TOEICerの間で有名な黒のフレーズ、通称”黒フレ”がようやく届いた😎
ざっとみた感じやと、英検1級のパス単をやった後でもわからない単語がある程度ある感じ🤔
来年こそは満点取りたい!!
満点取るためには、嫌いなTOEICのための勉強もちゃんとしないといけないかな😨#TOEIC #英語学習 #黒フレ pic.twitter.com/cHVidgrhGs— ゆうだい|英語🗣×読書📗 (@yudai_english) November 30, 2020
満点取りたい!という人にはかなりおすすめです。ちなみに私も今必死に覚えているところです。
黒のフレーズまじでTOEIC用なのかと思うほど難しくてとても良い
— はるもっち (@22haruka_) November 26, 2020
黒のフレーズの単語が4語出てきた😳💎TOEIC関係ないけど意外と役立つのかもしれない。 pic.twitter.com/B9Xe4ZTmgj
— あや🎀TOEICママ (@aya_abasu) January 8, 2021
TOEIC以外のさらに難しいテストを受けるという人にもオススメですよ!英検1級とか。
黒のフレーズはこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人にオススメです。
【オススメできる人】
- 単語に余裕をもってTOEIC900点を達成したい人
- TOEIC990点を狙っている人
- TOEIC600点以上の人
【オススメできない人】
- TOEIC600点未満の人
『黒のフレーズ』は超難単語も含まれている、かなりレベルの高い教材です。
TOEIC990点もしくは、余裕をもってTOEIC900点以上を達成したい人にオススメ。
ただTOEIC900点は『金のフレーズ』のみで達成可能です。
『金のフレーズ』から移りたいという人は、もう一度完璧にできているのかを確認しましょう。
まとめ
結論をもう一度まとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 単語に余裕をもってTOEIC900点を達成したい人
- TOEIC990点を狙っている人
- TOEIC600点以上の人
【オススメできない人】
- TOEIC600点未満の人
『黒のフレーズ』はかなり余裕をもってTOEIC900点達成したい人向けの単語帳です。
超難単語も含まれていますが、中級レベルの単語も含まれているので、TOEIC600点を超えている人であれば利用できます。
ただ、TOEIC900点であれば『金のフレーズ』のみで達成可能ではあります。
『金のフレーズ』から移ろうと考えている人は、本当に見出し語までちゃんと覚えているかまで確認してからにしましょう。
- 結局どの教材を使えばいいのかわからない
- 自分で探すのが面倒くさい
「結局どの教材を使えばいいの?」という声が多数寄せられました。
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