超人気の単語帳である『金のフレーズ』の続編として出版された『金のセンテンス』についてレビューしていきます。
『金のセンテンス』は文章で単語を覚えていこうというコンセプトです。
『金のフレーズ』に収録されている単語は全て網羅しており、金のフレーズの単語に478語追加されています。
『金のフレーズ』は日本語→英語で訳さなければいけない謎の構成で、若干不便さを感じる人もいました。
(例えば「郊外」という日本語から赤シートで隠されたsuburbを予測しなければならなかった。)
しかし『金のセンテンス』は他のTOEIC単語帳と同じく、英語から日本語に訳す構成に戻っていました!
文章で覚えるのはめんどくさそう。と思う人もいますが、文章を無視して単語だけで学習することも可能。
少し分厚くはなっていますが、正直『金のフレーズ』の上位互換であると言ってもいいでしょう。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 英語→日本語で学習したい人
- 信頼性を重視したい人
- 金のフレーズの復習をしたい人
- TOEIC600点よりも高い点数を目標としている人
【オススメできない人】
- TOEIC600点目標の人
- 日本語→英語で学習したい人
『金のセンテンス』は一般的なTOEIC単語帳と同じく、英→日の翻訳を覚えることが出来ます。
文章で覚えるというコンセプトですが、単語だけも分けて羅列されているので、単語のみの学習も可能。
皆が使っているという信頼性もありますし、かなりいい単語帳だと言えるでしょう。
スピーキングやライティングも勉強したくて、日本語→英語の学習をしたい人は『金のフレーズ』を選ぶといいでしょう。
>>【徹底レビュー】TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
さらにTOEIC600点が目標だ。という人は、600点専用に作られた『銀のフレーズ』のほうがオススメ。
この記事では実際に『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。
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金のセンテンスのレビュー評価情報まとめ
教材名 | TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス |
著者名 | TEX加藤 |
出版日 | 2019年2月20日 |
オススメ度 | |
教材タイプ | 単語帳 |
所要時間 | 20時間程度 |
レベル | 対象レベル:TOEIC400点~ 到達可能:TOEIC900点台 |
効果 | 語彙力の向上 |
メリット | ①1つの短い文章で複数の重要単語を勉強できる ②単語のみを勉強することもできる ③ちゃんと英語から日本語に訳す構成になっている ④信頼性がかなり高い ➄持ちやすいサイズ感 |
デメリット | ①目標レベルが明記されていない |
TOEIC単語帳ランキング不動の1位の『金のフレーズ』の続編である『金のセンテンス』。
単語自体は金のフレーズのものを全てカバーし、さらに478語追加した単語帳。
最も大きな特徴は文章で暗記できることです。重要単語を複数使って作られた短い文を覚えることで、効率よく必須単語を暗記できます。
文章で覚えることをコンセプトにしていますが、単語だけを学習することも可能な構成です。
『金のフレーズ』で一部の人に不評だった、日→英の構成も改善されています。
有名教材ということで利用している人が多いという安心感もありますし、片手で持ちやすいサイズ感も健在。
正直TOEIC600よりも高い点数を目指す人の単語帳はこれ一択なのでは?というくらい気に入っている単語帳。
ですが、TOEIC600点が最終目標の人は『銀のフレーズ』を利用する方が効率が良いですね。
金のセンテンスのメリット
次に私が実際に『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』を利用してみて、どういった点がオススメポイントかをまとめてみます。
具体的には以下の5つ。少し多いですがそれぞれ詳しく解説していきます。
- 1つの短い文章で複数の重要単語を勉強できる
- 単語のみを勉強することもできる
- ちゃんと英語から日本語に訳す構成になっている
- 信頼性がかなり高い
- 持ちやすいサイズ感で隙間時間に学習できる
良い点①:1つの短い文章で複数の重要単語を勉強できる
まず最も大きな特徴は「1つの短い文章で複数の重要単語を勉強できる」という点です
これはかなり効率の良いシステムですよね。構文の勉強も自然にできます。
例えばですが、1つ抜き出してみると以下の通り。
”We have the option of hiring additional workers to execute our plan.”
我々には計画を実行するため、追加の作業員を雇うという選択肢がある。
- option:選択肢
- hire:雇う・採用者
- additional:追加の
- execute:実行する
1つの短い文章の中に4つの重要単語が含まれています。しかも文章自体もTOEICに出そう。
文章を1つ覚えるだけで複数単語が暗記できるのは、かなり効率がいいですよね。
良い点②:単語のみを勉強することもできる
『金のセンテンス』で単語のみを学習することも可能です!
ちゃんと買わずにレビューしているサイトなんかは、文章で勉強したいなら『金のセンテンス』、単語だけで勉強したいなら『金のフレーズ』なんて言っている人もいます。
しかし、『金のセンテンス』は中身を少しでも確認するとわかるのですが、文章を飛ばして単語のみを学習することも可能。
文章があるのと、掲載単語数が多いのが原因で5mmほど分厚くはなっていますが、問題なく片手で持てるレベル。
正確には日→英で勉強したいなら『金のフレーズ』、英→日で勉強したいなら『金のセンテンス』をオススメします。
良い点③:ちゃんと英語から日本語に訳す構成になっている
先ほどから何度も言っているのですが、『金のフレーズ』との大きな違いは、英語から日本語に訳す構成になっていることです。
『金のフレーズ』は、「達成する」という日本語から赤シートで隠された「achieve」を予測する構成でした。
日→英は、ライティング・スピーキングでは必要ですが、TOEICはリスニング&リーディングの試験。英→日で十分です。
実際数多くのTOEIC単語帳を使ってきましたが、日→英の構成の単語帳は『金のフレーズ』のシリーズ3冊と旺文社出版の単語帳のみ。
『金のフレーズ』で不満の多かった点を改善しているのが、1番の変更点でしょう。
良い点④:信頼性がかなり高い
私が単語帳で特に重視しているのが「信頼性」なんですよね。
正直に言うと単語帳なんてTOEIC専用のものを選びさえすればなんでもいいんです。
それ以上に大事なのが、1冊を完璧にやりきること。
1冊を完璧にやりきるために必要なのが、これさえやっていれば大丈夫!という安心感です。
そう意味で『金のセンテンス』は皆が使っている『金のフレーズ』の単語を全部収録しているので、安心感は抜群。
twitterで少し探せば、実際に結果が出ている人のエピソードもたくさん出てきます。
1冊を完璧にやることが重要な単語帳では、とりあえず有名なものを使っておくというのはかなりいい手だと言えるでしょう。
良い点➄:持ちやすいサイズ感で隙間時間に学習できる
TOEICの単語帳ってなぜか大きめのサイズが多いんですよね。しかし『金のセンテンス』は片手で持ちやすいサイズ感。
単語帳というのは、机の前に座ってじっくり勉強するというよりは、隙間時間にコツコツ学習するためのものです。
片手で持てるサイズなら、電車内で吊革につかまった状態でも学習できます。ちょっとした隙間時間にサッと取り出して学習もできます。
隙間時間を積み重ねると意外と学習時間増えるんですよね。
金のセンテンスのデメリット
次に『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』の悪い点・改善してほしい点を紹介します。
先に挙げてしまうと以下の通り。詳しく解説していきます。
- 目標レベルが明記されていない
悪い点①:目標レベルが明記されていない
『金のセンテンス』では、目標点数のレベルが明記されていないのは少しデメリットに感じるかもしれません。
『金のフレーズ』では、初めの400語はTOEIC600点レベル・次の300語は730点レベル・次の200語は860語レベル・最後の100語は990点レベルと点数ごとに分けられています。
しかし、『金のセンテンス』はStation1・Station2・Station3・Station4といった分け方で、目標レベルは明記されていません。
しかし『金のセンテンス』も、簡単な単語から順番に並べている傾向にはあるので、前から順番に学習していくといいでしょう。
大体ですが、Station1→600点レベル、Station2→730点レベル、Station3→860点レベル、Station4→990点レベルと思っておいていいでしょう。
金のセンテンスの口コミ・評判
私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。
そこで『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。
公式問題集以外には、単語は金のフレーズor金のセンテンス(個人的にはリーディングやリスニングも同時に鍛えられる金のセンテンスが好きです)、文法はでる1000問という参考書が王道なようです。よかったらご検討ください😀
— 生活@エンジニア (@OPySPGcLYpJE0Tc) January 25, 2021
TOEIC学習者界隈で有名な単語集がTEX加藤氏の「金のフレーズ」。でも自分は「金のセンテンス」の方が好きだったりする。
TOEICあるあるな文章で、構文把握と語彙力強化ができて一石二鳥!
— ぐれいと@TOEICがんばるおじさん (@great_sci) January 29, 2021
今までTOEIC対策の単語帳は、金のフレーズをオススメしてたが、新しく出た「金のセンテンス」の方が良いかもしれやせん。というのも、金のフレーズは、日→英という、TOEICで全く必要ない形式なんですよねw pic.twitter.com/TtH6BuzY25
— 慶應義塾大学ステハゲ同好会 (@sutehage_ko) March 10, 2020
「金のセンテンス」と「金のフレーズ」を比較しているツイートはたくさんありましたが、「金のフレーズ」のほうがオススメと言っている人は1人もいませんでした。
僕も「金のフレーズ」の日→英という構成は問題があると思っています。
金のフレーズと金のセンテンスは被っている単語が多かった印象ですが、金の熟語は別物。もともと語彙力はそこそこ自信がありましたが、打ち砕かれました😅単語自体は簡単なものが多いですが、慣用表現中心なので、速読やパート5の回答スピードアップに役立ちそうです。#toeic
— くろ📚TOEIC (@toeikuro1) March 13, 2020
『金のフレーズ』に収録されている単語は全て『金のセンテンス』に含まれています。つまり全被り。
『金の熟語』は熟語を学習したい人はこれ一択ってくらいの良い熟語帳なので、ぜひ利用してください。
本日もTOEIC金のセンテンス。
同じセンテンスを何度も声に出して読んでいると、『あ、これ知ってる!』と感じる単語が増えてきた。
最初はほぼ分からなく、『単語帳のレベル間違っちゃったかなぁ…』と思ったけど、続けていると変化を感じる。#朝活 #今朝の積み上げ— 三上みひろ (@mikami_mihiro) January 27, 2021
TOEIC600点を目指している人は、もう少しレベルの低い銀のフレーズの方をオススメします。
金のセンテンスはこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人にオススメです。
【オススメできる人】
- 英語→日本語で学習したい人
- 信頼性を重視したい人
- 金のフレーズの復習をしたい人
- TOEIC600点よりも高い点数を目標としている人
【オススメできない人】
- TOEIC600点目標の人
- 日本語→英語で学習したい人
『金のフレーズ』と比較されやすい『金のセンテンス』ですが、基本的にTOEICの点数さえ上がればいいという人には『金のセンテンス』をオススメしています。
しかし、ライティングやスピーキングも必要という人は、日→英の『金のフレーズ』を選んでもいいでしょう。
さらにTOEIC600点が最終目標の人は、それ向けに作られた『銀のフレーズ』のほうが効率は良いです。そちらを使いましょう。
『金のセンテンス』は最終目標がTOEIC600点よりも高くて、英→日で学習したい人向けの単語帳です。
まとめ
結論をもう一度まとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 英語→日本語で学習したい人
- 信頼性を重視したい人
- 金のフレーズの復習をしたい人
- TOEIC600点よりも高い点数を目標としている人
【オススメできない人】
- TOEIC600点目標の人
- 日本語→英語で学習したい人
『金のセンテンス』は一般的なTOEIC単語帳と同じく、英→日の翻訳を覚えることが出来ます。
文章で覚えるというコンセプトですが、単語だけも分けて羅列されているので、単語のみの学習も可能。
皆が使っているという信頼性もありますし、かなりいい単語帳だと言えるでしょう。
スピーキングやライティングも勉強したくて、日本語→英語の学習をしたい人は『金のフレーズ』を選ぶといいでしょう。
>>【徹底レビュー】TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
さらにTOEIC600点が目標だ。という人は、それ専用に作られた『銀のフレーズ』のほうがオススメ。
- 結局どの教材を使えばいいのかわからない
- 自分で探すのが面倒くさい
「結局どの教材を使えばいいの?」という声が多数寄せられました。
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