『TOEIC L&Rテスト はじめてでも600点が取れる!』は、大学教授が著者のTOEICにしては珍しい教材です。
私自身この教材の存在は知っていましたが、あまり使っている人を見ないのでレビュー記事を書いていませんでした。
しかし先日、本屋に行った際にかなり目立つ位置に置かれていたので、一応買ってレビューしていきます。
結論から言うと、正直微妙。これは本当にTOEIC対策に特化した教材なのか?と疑問に思います。
600点を目指すにしても、初めて受けるにしてももっといい教材たくさんあります。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- この教材じゃないといけない人
【オススメできない人】
- この教材じゃなくてもいい人
どうしてもこの教材じゃないといけないんだ!という人はぜひこの教材を買ってください。
もしこの教材じゃなくてもいいよ!って人は以下の記事でしっかりとオススメ教材を解説してあるので、参考にしてみてください。
この記事では実際に『TOEIC L&Rテスト はじめてでも600点が取れる!』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。
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はじめてでも600点が取れる!のレビュー評価情報まとめ
教材名 | TOEIC L&Rテスト はじめてでも600点が取れる! |
著者名 | 山根和明・ピエール・バビノ |
出版日 | 2016/12/09 |
オススメ度 | |
教材タイプ | 全パート対策型トレーニング+演習教材 |
所要時間 | 15時間程度 |
レベル | 対象:初受験 到達可能:TOEIC600点 |
効果 | 全パートの問題形式を知ることが出来る |
メリット | ①全パートの問題形式を知ることが出来る |
デメリット | ①TOEICにあまり出ない文法が紹介されている ②TOEIC特化というより英語の教材 ③解説ページが少ない |
この教材は大学教授である山根和明先生と、大学講師であるピエール・バビノ先生が著者である教材です。
山根和明先生は著者紹介ページを見ると、TOEIC・TOEFL・英会話・留学担当をしているそうです。
これを見て納得したのですが、山根和明先生はTOEIC特化の先生ではなく、英語全般を広く担当している先生です。
なので、「TOEICは~」という解説というよりは「英語は~」という解説なイメージ。
実際中学レベル英文法をまとめたページでは、「いや、こんなのTOEICでは出ないよ、、、」という知識がまとめられています。
逆にTOEICでよく出る品詞の判別は、もっとしっかり説明して!と思う。
収録されている問題自体はTOEICによく出る問題ばかりですが、わざわざこの教材を選ぶ理由がないと思います。
もちろんもともと英語力が高い人であれば、この教材だけでTOEIC600点は可能でしょう。しかし、そういう人は別の教材でも、TOEIC600点越えることが出来るんですよね。
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はじめてでも600点が取れる!のメリット
この教材を実際に利用していて感じた、オススメポイントについて紹介していきます。
具体的には以下の1つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 全パートの問題形式を知ることが出来る
良い点①:全パートの問題形式を知ることが出来る
この教材は全パート対策型の教材なので、すべてのパートの対策が1冊で可能。
問題自体はTOEICの頻出問題ばかりなので、効果はあるはずです。
ただ、何度も言いますが、この教材ではなくても全パート対策型の教材はたくさんありますし、TOEIC頻出問題ばかり集めている教材も珍しくはありません。
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はじめてでも600点が取れる!のデメリット
逆にこの教材を利用していて感じた、残念なポイントについて解説していきます。
具体的には以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- TOEICにあまり出ない文法が紹介されている
- TOEIC特化というより英語の教材
- 解説ページが少ない
悪い点①:TOEICにあまり出ない文法が紹介されている
この教材は中学英文法から復習できるページがありますが、そのページが特にひどい。
たくさん紹介されているのですが、一部のみ抜き出すと以下の通りです。
- first・at first・for the first timeの使い分け=できてなくてもいい。
- by car とin my carの違い=出てきたことがない
- be afraid of~とbe afraid thatの違い=知らなくてもいい
- as far as と as long as=1回だけ問題集で見た気がする
どうしてこれを選んだの?と不思議な文法事項が事細かに解説されています。
確かに英語を学ぶ上では必要かもしれませんが、TOEICの教材なのであれば省いてもいいものばかり。
TOEIC特化の中学英文法を学べる教材としては、小石裕子先生の以下の教材がオススメ。
悪い点②:TOEIC特化というより英語の教材
この教材はTOEIC特化というよりは、英語の教材のような気がします。
ユニークな4つのテクニックが売りの教材のようですが、それも微妙。
- 〇×ゲーム消去法は、(本文でも書かれていますが)本番では使えないテクニックだし。
- 待ち伏せ攻撃法は、他の教材でも紹介されているただの先読みだし。
- 中学レベル英文法チェックは、先ほども紹介したようにTOEICではでないし。
- 探し物ゲームは、スキミング・スキャニングという英語のテクニックだし。(そもそも僕は使ったことない)
もっとTOEICに特化した教材がたくさんあります。
悪い点③:解説ページが少ない
この教材はどちらかというと、問題主導型の教材です。初めて受ける人をターゲットにしている教材にしては、解説ページが少ない。
もうTOEICを何度も受けているという人は、それでもいいかもしれませんが、初めての人を対象にしているのであればもっと解説が多い方がいい。
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はじめてでも600点が取れる!はこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人にオススメ。
【オススメできる人】
- この教材じゃないといけない人
【オススメできない人】
- この教材じゃなくてもいい人
想像なのですが、大学教員ということで自分の授業で利用する教科書としても売っているのかもしれません。
山根先生の授業を受けて単位が欲しいという人は、この教材でないといけない人なので、ぜひこの教材を買いましょう。
しかし、別の教材でもいいよ!という人は、もっと他にオススメの教材がたくさんあるので以下の記事を参考にしてみてください。
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まとめ
結論をもう一度まとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- この教材じゃないといけない人
【オススメできない人】
- この教材じゃなくてもいい人
どうしてもこの教材じゃないといけないんだ!という人はぜひこの教材を買ってください。
もしこの教材じゃなくてもいいよ!って人は以下の記事でしっかりとオススメ教材を解説してあるので、参考にしてみてください。
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