聞いて単語を覚えることをコンセプトにした『キクタンTOEICシリーズ』の、目標500点向け『キクタンTOEIC SCORE500』についてレビューしていきます。
『キクタンTOEIC SCORE500』は他の『キクタンTOEICシリーズ』とは異なり、書き込んで覚えるという欄があるのが特徴です。
1日8語ずつ56日間かけて1冊覚えよう!というコンセプトですが、自分のペースでもっと早く覚えていくことをオススメします。
そもそもTOEIC500点が目標という人を見たことがないのですが、おそらく他の単語帳と差別化するためなんでしょう。
TOEIC600点を目指している人は、『キクタンTOEIC SCORE500』を飛ばして、『キクタンTOEIC SCORE600』から始めるのをオススメします。
Score500に載っている単語自体は、ほとんどすべてScore600にも載っています。
「書き込み式」はScore500のみの特徴なので、超頻出語句を書き込み式で覚えたいんだ!という人は利用するといいでしょう。
結論からまとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 書き込み式で覚えたい人
【オススメできない人】
- TOEIC600点以上が目標の人
- 書き込み式に魅力を感じない人
『キクタンTOEIC SCORE500』は「書き込み式」が特徴の単語帳。
それ以外に大きなメリットがあるわけでもありません。
正直この単語帳を使うのであれば、『キクタンTOEIC SCORE600』をオススメします。
掲載語彙もかぶっていますし、ステップアップを考えていた人も、Score600からやってしまいましょう。
この記事では実際に『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500』を利用した私が、徹底的にこの教材をレビューしていきます。
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キクタンTOEIC SCORE500のレビュー評価情報まとめ
教材名 | キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500 |
著者名 | 杉 武史 |
出版日 | 2020/06/30 |
オススメ度 | |
教材タイプ | 単語帳 |
所要時間 | 15時間程度 |
レベル | 対象レベル:~500点 到達可能:500点台 |
効果 | 基礎語彙力向上 |
メリット | ①書き込み式で覚えることが出来る ②フレーズとセンテンスで覚えることができる ③超頻出語彙のみ学習できる |
デメリット | ①収録語彙数が少ない(448語) ②SCORE600と単語はほぼかぶっている |
キクタンはGTECや英検・英会話の教材としても有名で、TOEIC版は4冊出版されています。
SCORE500は基礎的な単語のみを収録している、というだけでなく、「書き込み式で覚えられる」という点が最も大きな特徴です。
1日8語ずつ56日間かけて1冊覚えよう!というコンセプトですが、実際そのペースで学習するといつまでたっても全単語を暗記することはできません。
もっと速いペースで学習を進めて、1冊を何周もすることをオススメします。
超頻出語彙のみを掲載していますが収録語数が448語とかなり少なく、SCORE600とほぼかぶっているので、600点以上目標の人はSCORE600から始めるといいでしょう。
キクタンTOEIC SCORE500のメリット
次に私が実際に『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500』を利用してみて、どういった点がオススメポイントかをまとめてみます。
具体的には以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 書き込み式で覚えることが出来る
- フレーズとセンテンスで覚えることができる
- 超頻出語彙のみ学習できる
良い点①:書き込み式で覚えることが出来る
最も大きな特徴は、「書き込み式で覚えることが出来る」という点でしょう。
単語帳に書き込む形式は、他の『キクタンTOEICシリーズ』にはない特徴。
書いて覚えたい!という人は『キクタンTOEIC SCORE500』がオススメです。
良い点②:フレーズとセンテンスで覚えることができる
『キクタンTOEICシリーズ』すべての特徴ですが、ワード→フレーズ→センテンスの順番で覚えていけるのは、他の単語帳にはない特徴です。
例えば「detail:詳細」という単語を覚えようとするときは、
- ワード:detail:詳細
- フレーズ:further detail:さらなる詳細
- センテンス:Let’s discuss the ditail tomorrow.:詳細は明日話し合いましょう。
という3つの段階で覚えていくことになります。
この仕組みによって単語が実際に使われている場面を想像でき、関連した語句も覚えやすくなります。
良い点③:超頻出語彙のみ学習できる
『キクタンTOEIC SCORE500』に収録されている単語は、TOEIC500点を目指す人が覚えておかなければいけない単語ばかり。
解答の根拠になりやすい単語が収録されています。
TOEICなので高校生の時に勉強しなかったような単語もたくさん含まれてはいます。
しかしTOEICでは最重要単語のみ収録されているので、TOEIC500点を目指すのであれば全て覚えておきたいですね。
キクタンTOEIC SCORE500のデメリット
次に『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500』の悪い点・改善してほしい点を紹介します。
先に挙げてしまうと以下の通り。詳しく解説していきます。
- 収録語彙数が少ない(448語)
- SCORE600と単語はほぼかぶっている
悪い点①:収録語彙数が少ない(448語)
『キクタンTOEIC SCORE500』は、収録語彙数がかなり少ないです。
収録語数448語は他の単語帳と比較しても、圧倒的な少なさ。
もちろん解答の根拠になりやすい必須語彙ばかりなので、TOEIC500点を目指すのであればこれでいいかもしれません。
ただ、TOEIC500点が最終目標という人はあまり聞きません。
おそらくほとんどの人が、TOEIC600点を目指すはずなので初めからSCORE600を利用するといいでしょう。
悪い点②:SCORE600と単語はほぼかぶっている
自分は英語が苦手だからまずはSCORE500から始めて、徐々にステップアップしていくんだ。と思っている人もいるでしょう。
しかしSCORE500に載っている単語は、SCORE600にも載っています。
わざわざSCORE500から始める必要はないのでは?
キクタンTOEIC SCORE500の口コミ・評判
私の意見だけではなく、たくさんの人の意見を見て考えたい。という人も多いでしょう。
そこで『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500』の評判・口コミを集めてみました。twitterで見つけた生の意見なので必ず役に立つはずです。
キクタンTOEICの500と600を1日16語、意味と綴りを完全に100%覚えることは欠かさない pic.twitter.com/f0cr5gOmio
— GTO (@PoIuYtReWq_0001) March 24, 2018
この方のように同時利用はありかもしれないですね。復習にもなりますし。
キクタンTOEIC L&Rテスト500を始めて1週間くらい経ったけど、毎日24個の単語を覚えるの続けてる。正直知らない単語もあるし最初の方は忘れてるけど、覚えるまでひたすら何周もするつもり。がんばろう!#TOEIC #キクタン
— あっきーな@TOEIC勉強中 (@jjyRJwItchx4R3Z) December 11, 2020
単語帳は何周もするべきものです。キクタンが推奨しているように、1日8語で56日で1周だといつまでたっても覚えられません。
もっと速いペースで進めていきましょう。
キクタンTOEIC SCORE500はこんな人にオススメ
冒頭でも紹介しましたが、この教材は以下のような人にオススメです。
【オススメできる人】
- 書き込み式で覚えたい人
【オススメできない人】
- TOEIC600点以上が目標の人
- 書き込み式に魅力を感じない人
『キクタンTOEIC SCORE500』の大きな優位性は、書き込み式の構成のみです。
書き込み式で覚えたいのであれば、『キクタンTOEIC SCORE500』を選ぶといいでしょう。
ただ、600点以上を目指すのであれば、初めからSCORE600を利用するのがオススメです。
TOEIC500点取れればいいとか、どうしても書き込み式がいいという人以外は、SCORE600から利用しましょう。
まとめ
結論をもう一度まとめると以下の通り。
【オススメできる人】
- 書き込み式で覚えたい人
【オススメできない人】
- TOEIC600点以上が目標の人
- 書き込み式に魅力を感じない人
『キクタンTOEIC SCORE500』は「書き込み式」が特徴の単語帳。
それ以外に大きなメリットがあるわけでもありません。
正直この単語帳を使うのであれば、『キクタンTOEIC SCORE600』をオススメします。
掲載語彙もかぶっていますし、ステップアップを考えていた人も、Score600からやってしまいましょう。
- 結局どの教材を使えばいいのかわからない
- 自分で探すのが面倒くさい
「結局どの教材を使えばいいの?」という声が多数寄せられました。
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